蔵付き酵母仕込み 白神のだぐ【白神のだぐ第二弾】


この度は白神のだぐに多数のご注文をいただき
誠にありがとうございましたm(_ _)m

 

一回目の白神のだぐで喉も乾かぬタイミングではございますが
この度白神酒造さんと相談をし、2019年2月にもう一度
白神のだぐを瓶詰めしていただく事になりました。

しかも、今回はなんと、「火災を免れた酵母」での仕込みです!

 

この酵母とは、火災直前に出荷された白神のだぐから
抽出した酵母であります!

火災当日の仕込み蔵

 

四年前の白神酒造の火災発生直後、何か自分に出来る事は無いかと考えた末、
火災前日に受け取っていた白神のだぐの中で生きている酵母の保管を思いつきました。火災以前の蔵で醸した日本酒ですので何かしら前の蔵の菌を引き継ぐことが出来るのではないかと考えたからです。

蔵は無くなっても、この酵母があれば火災前の蔵の「歴史」を引き継ぐことが
出来るんじゃないか?

直ぐに弘前市にある工業試験場(青森県産業技術センター)へ
白神のだぐを持ち込み酵母を抽出、そのまま保管していただきました。


当時の写真。工業試験場へ

 

 

工業試験場の斎藤知明先生へ白神のだぐを託しました

 


酒蔵には長年の酒造りで住み着いた蔵付き酵母というものが存在します。
現在では様々な酵母を用いて日本酒を醸すことが可能です。しかし各蔵に存在するこの蔵付き酵母が他の酵母を使用したとしても、その蔵で仕込んだ日本酒の味わいに少なからず影響するものと考えられています。これがいわゆる「蔵グセ」などと呼ばれているものになるでしょう。

これは活性にごり酒だったから可能な事でした。

今回、この「火災を免れた酵母」を使用した「白神のだぐ」を
発売する事となりました!

蔵付き酵母とは老舗鰻屋さんのタレの様なもの。継ぎ足し継ぎ足し来たこのタレ同様、蔵付き酵母とは強い菌に淘汰されながらも続いてきた蔵の歴史。この蔵付き酵母のカケラが一片でも引き継がれていれば幸いです!!
白神酒造の酒造りの歴史が途切れず、いずれ新設された新しい蔵に引き継がれていく事を望みます。

この一本は火災前の蔵から引き継がれた「魂」が息づいた一本です。

【2月13日追記】
白神酒造の西澤社長とお話しさせて頂きましたところ、締め切りを20日、発売を25日頃とさせていただいておりましたが、思いの外仕込みが押しており、今月中の発売が難しいという判断に至りました。発売日は詳細が判明いたしましたら追ってご案内させて頂きたいと存じます。
 
楽しみにお待ちいただいていた皆さまにはご迷惑をお掛けいたしますが何卒ご理解の程、よろしくお願いを申し上げます。

白神のだぐ 山廃純米活性にごり 蔵付き酵母仕込み
容量:1700ml 価格:3,000円(税込み)

「白神のだぐ」という銘柄の特徴はこちらをどうぞ!

今回も皆様からのご注文を心の底からお待ちしておりますm(_ _)m

白神のだぐ2019-2-6

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