「日本酒」カテゴリーアーカイブ
ましろ、いよいよ発売!!
始まりは2016年12月、函館フェリーふ頭で開催されたクリスマスマーケット。 こちらで北海道上磯郡知内町、帰山農園の帰山和敏、祐子ご夫妻とのご縁を頂きました。お米作りに対する真摯な姿勢は素晴らしく、いただいたお米も心底旨い!特に力を入れているのが「ゆきさやか」という食米でもっちりと力強い旨みは一口食べてすぐにファンになってしまいました。そんな帰山さんからある時 「うちの「ゆきさやか」で日本酒がつくりたい!」と相談を受けたのでした。
聞くところによると秋田雪国酵母が大層気に行ったとの事。うちはその意気を汲み取り秋田清酒さんを紹介させて頂いたのでした。
秋田清酒の伊藤洋平社長はお米の特性を見抜き、最適な醸造方法「生もと仕込み」を採用。出来上がった日本酒はまさに白雪のように無垢で透明感のある鮮やかな味わいに仕上がりました。
今季も春の搾りたてを限定発売させて頂きます。北海道の5軒と本州は当店のみの取り扱いとなっており、レア度もかなりの物です。
農家と酒蔵、そして酒販店が一丸となった日本酒を是非一度ご賞味いただければと思います。
AQE PROJECT「一期二会」
田酒×八仙×鳩正宗×豊盃
青森の地酒、新プロジェクト始動!
この度、青森の地酒をけん引する四蔵が一致団結し
新たなプロジェクトを立ち上げることになりました。
その名も
AQE PROJECT (Aomori Quattro Esperanza)✨
第一弾として先だって発表されました四蔵特別純米飲み比べ企画
「SPRING DROP」は発表を待たずに予約完売となってしまいました。
(大変申し訳ございません😢)
そしていよいよ第二弾が発表になりました。
純米大吟醸飲み比べ
「一期二会」
5月は陸奥八仙と豊盃が古城錦を使用した純米大吟醸を。
6月は田酒と鳩正宗が豊盃米を使用した純米大吟醸をリリースいたします!
それぞれの蔵元が、通常使うことの無い酒米を用い、どんな味わいの日本酒を醸すのか?是非とも飲み比べをお楽しみいただきたいと思います!
商品内容
【5月お届け】
・八仙 純米大吟醸 古城錦 ・豊盃 純米大吟醸 古城錦
【6月お届け】
・田酒 純米大吟醸 豊盃米 ・鳩正宗 純米大吟醸 豊盃米
※各720ml入り、一回火入れ
当店でも予約を受け付けております!
ご予約は下記リンク先のご注文フォームよりお願いいたします。
株式会社 竹浪酒造店
つじむら酒店、取扱い銘柄紹介のコーナー
\\\ドンドンドン、パフパフッ///
株式会社 竹浪酒造店
七郎兵衛(しちろべえ)・岩木正宗(いわきまさむね)
竹浪酒造店は現在操業する青森県内では最古の蔵元。
正保年間(江戸前期)創業で、現在杜氏を務める竹浪令晃さんで17代目となります。
2020年03月に一時製造を断念せざるを得ない状態になるも、支援企業が名乗りを揚げ新たに新会社を発足。この冬からつがる市の酒蔵(旧長内酒造店)にて一部酒造りを再開することが可能となりました。
現在のラインナップは以前操業していた板柳の蔵で醸した二年熟成酒。止むを得ず操業ストップとなってしまったこの期間、日本酒は熟成され、むしろこの機にしか味わう事の出来ない銘柄を生み出す事となりました。
竹浪酒造店の日本酒は元々どれも燗をして本領を発揮するものばかり。
お燗も家庭で楽しむならば「徳利やスズのチロリをご用意いただき湯煎で〜」なんて堅苦しいことは申しません。むしろその事がハードルとなってお燗の面白さが広まりにくいなんて本末転倒!!
難しいことは抜きにしてマグカップでレンジでチン!私はこれを「マグ燗」と名付け提唱しております。是非お試しを!
青森の地酒を応援!特別秘蔵酒 14本セット 負けるな!!青森! 酒蔵乱舞
おかげさまで予約完売となりました!
みなさまからの暖かいご支援、ご注文に心より厚く御礼申し上げます。
12月1日の発売を今しばらくお待ちいただきたくお願いを申し上げます。
この度、青森県酒販協同組合連合会の企画にて
コロナ禍で出荷量の減少に苦慮する青森の酒蔵を応援するべく
「特別秘蔵酒 14本セット」を予約にて販売する事となりました。
今回限りの限定酒を通して、是非とも青森の酒蔵を応援頂ければと
心よりお願いを申し上げます。
参加蔵は掲載順に下記の通りです。
㈱鳴海醸造店「菊乃井(きくのい)」
㈱西田酒造店「田酒(でんしゅ)」
八戸酒類㈱五戸工場「如空(じょくう)」
㈲関乃井酒造「関乃井(せきのい)」
桃川㈱「桃川(ももかわ)」
㈱菊駒酒造「菊駒(きくこま)」
八戸酒造㈱「陸奥八仙(むつはっせん)」
㈱カネタ玉田酒造店「華一風(はないっぷう)」
白神酒造㈱「白神(しらかみ)」
尾崎酒造㈱「安東水軍(あんどうすいぐん)」
六花酒造㈱「じょっぱり」
㈱盛田庄兵衛「駒泉(こまいずみ)」
八戸酒類㈱八鶴工場「八鶴(はちつる)」
鳩正宗㈱「鳩正宗(はとまさむね)」
より詳しいセット内容、またFAXでご注文の際などには
こちらのPDFを印刷してお使いください!⇒特別秘蔵酒飲みくらべPDF
ご贔屓の蔵元もあるでしょう。
またそうじゃない蔵元もこれ然り。
だからこそ新しい発見があるかもしれません。
今、各業界が未曽有の被害を受けております。
それは何も、我々の業界に限った事で無いのは重々承知しています。
酒蔵さんが無くなると、そのバックにある様々な業種が連鎖的に影響を受けます。
農家、瓶の製造会社、印刷業、デザイン業、輸送業等々・・・
この影響は上記に挙げた業種からさらに枝分かれし様々な影響を及ぼしかねません。
その酒を一口飲む事で、多くの業種、多くの家庭の力になります。
自分が酔う事で、楽しむ事で多くの人の力になるって
酒飲み冥利に尽きるじゃありませんか(笑)
順番に開けていってそれぞれの味わいを楽しむもよし!
数人で集まってそれぞれを飲み比べるもよし!
そして今回は酒米農家応援特典として
酒造好適米「華吹雪」が一緒にお手元に届きます。
通常では口にすることの出来ない酒造好適米を
食べてしまおうというこの面白み!
このような食味のお米で日本酒が醸されているんだという
経験はこの先出来るかどうかわかりませんよ!
販売価格は720ml×14本セットで税込み22,000円となります。
限定数量は800セットです。
今回の企画は基本対面販売限定という事で当店の買い物かごや
メールフォームが使用できませんのでご購入希望の方は
お電話かFAX、メールにてお願いします!
電話:017-755-2024
FAX:017-755-3791
メール:info@sake-tsujimura.com
メールの場合、下記項目をコピペして当店までお送りください!
————————————————————————————–
①郵便番号
②住所
③氏名
④電話番号
⑤お支払い方法 《 代引き or 銀行振込 or 郵便振替 》
⑥お申込み口数
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※メール表題は「特別秘蔵酒飲みくらべセット希望」と記載頂ければ
こちらからご連絡をさせて頂きます。
皆様からのご注文を心よりお待ちしております\(^o^)/
白神酒造応援酒「ゴーゴー西澤」発売
お世話になっておりますm(_ _)m
この度、青森小売酒販加盟有志店舗にて
2015年1月30日に火災により蔵が焼失してしまった白神酒造を応援するべく
白神酒造応援銘柄「白神 純米吟醸 ゴーゴー西澤」を発売する事となりました。
白神酒造は火災以降、地元弘前市の六花酒造さんの支援を受け
蔵を間借りして操業を続けてきました。
ここ最近では焼け残った建物を整備し、小規模の仕込みを行える
所まではこぎつけたのですが、出荷量は火災以前には遠く及ばず、
苦しい経営を続けて参りました。
また社長自体の体調も思わしくなく、病体に鞭打って
戦っておらっしゃるのが現状です。
そんな中、青森市幸畑の酒のたかはしさんが音頭を取り
白神酒造を応援する酒屋連合会が立ち上がったのです。
発売するのは醸造年度違いの純米吟醸をブレンドしたものとし
初めて白神を手にする皆さんにもお買い求めやすい価格を
白神酒造さんよりご提案いただきました。
先日発起試飲会が開催された際、肩貼りに配する
サブタイトルを決めようという事になり
協議の結果
「ゴーゴー西澤」
に決定いたしました(多少お酒は入っていましたw)
これはお酒のスペックが「華吹雪の55%精米」である事、
そして西澤社長を応援する意味の「GO!GO!」が掛かっております。
香りは控えめ、飲み口は落ち着いたやさしい旨みの中にほのか~に
リンゴなどを思わせる酸味が混じりバランスの良い仕上がりになっております。
後味はやわらかな余韻が心地よく、食中酒としておすすめです。
また、冷だけではなく常温~ぬる燗もお楽しみいただけます。
こちらをこちらを切っ掛けに、白神酒造さんのお酒を一人でも多くの方に知っていただき応援して頂ければと願っております。
白神 純米吟醸 ゴーゴー西澤
・1800ml:2,750円 ・720ml:1,375円 (共に税込み)
令和「春夏日本酒頒布会」
おめでとう令和(=゚ω゚)
よろしくね令和(゚ω゚=)
という事で毎年恒例「春夏日本酒頒布会」のご案内です!
つじむら酒店の春夏日本酒頒布会は5月,6月,7月の三か月に亘って
毎月720ml×2本をお届けする恒例企画です。
今回も昨年同様「青森の地酒しばり」でのお届けかと考えておりました。
が、
冬に限定発売させて頂きました「帰山農園×秋田清酒」の「ましろ」を
当店頒布会用に特別に別囲い、しかも火入れバージョンで出荷して頂ける
事になりましたので今回は「青森の地酒プラスワン」でご提供させて頂きます!!
今回も季節限定品からつじむら酒店が
「今飲んでほしい銘柄」を厳選してお届けさせて頂きます!
■5月お届け銘柄——————————————————–
八戸酒造㈱ (青森県八戸市)
陸奥八仙 ~mutsu8000~ 夏吟醸 ブルーラベル
秋田清酒㈱ (秋田県大仙市)
ましろ ~mashiro~ 生もと純米吟醸 火入れ
■6月お届け銘柄——————————————————–
尾崎酒造㈱ (青森県鰺ヶ沢町)
漕ぎ出せ大洋! ~kogidasetaiyou~ 山廃純米吟醸 無濾過原酒
鳩正宗㈱ (青森県十和田市)
鳩正宗 ~hatomasamune~ HATO ROCK 純米無濾過原酒
■7月お届け銘柄——————————————————–
㈱カネタ玉田酒造店 (青森県弘前市)
夏の斬 ~natsunozan~ 純米吟醸にごり火入れ
㈱松緑酒造 (青森県弘前市)
六根 ~rokkon~ 夏ルビー 純米吟醸 秋田酒こまち仕込み
どうです?我ながらなかなか面白いラインナップでしょう?(笑)
上記銘柄、720ml×6本を三か月にわたって
お届けさせて頂きます。
皆様お誘いあわせの上、奮ってご注文頂きます様
よろしくお願いを申し上げますm(_ _)m
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~ 頒 布 会 の 内 容 ~
■商品内容/5月・6月・7月と毎月2本、計6本
■期間/5月、6月、7月の計3ヶ月間
■会費/3ヶ月合計で¥10,000(税込み)
■配達時期/毎月25日以降順次お届け(遅延の場合もあります)
■納品方法/青森市内(浪岡地区を除く)は配達、それ以外は発送(別途送料)
発送の方は7月のまとめてお送りする事も可能です(送料一回分)
ご希望の方は「一括配送(7月)」にチェックをお願いします!
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ご注文は下記お申込みフォームで受け付けさせていただきます!
送料などを含めた最終的な合計金額、
お振り込み口座などの詳細を後ほど改めてお返事させていただきます(^o^)/
それでは皆様、よろしくお願いを申し上げますm(_ _)m
未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
当店では、未成年者への酒類の販売はいたしておりません。
結(ゆい) みちこの袋吊り (袋吊りとは?)
袋吊りは首吊りと呼ばれることもあったそうです(((´・ω・`;)))
日本酒は米、米麹、水をタンクの中でまぜまぜして発酵させた
「もろみ」を濾した(搾った)ものという事はもうすでにご存じかと思います。
ではもろみはどうやって濾すのか?
多くの酒蔵では「薮田(やぶた)」と呼ばれる装置を使っています。
画像は松緑酒造さんの薮田
これ、初心者の頃はこの装置自体が薮田というものだと思ってましたが実は
「薮田式自動醪搾機」という薮田社製の圧搾装置なんです。
だって酒蔵さんはまったくもって当たり前にこれを「薮田です~」って
説明するもんでこっちは「へぇ~、これが薮田か~」ってなっちゃう
当然の流れが出来上がっちゃってるんですよ(笑)
他社製品を使っている蔵元も多くありますが、業界では
「日本酒を搾る装置=薮田」でまず通じるのではないかと思います。
この装置は無数に見えるパネルに中にもろみが送られエアーの力で圧を掛ける事で
透明な日本酒が流れ出てくる仕組みとなっております。
パネル内には板状になった酒粕が残されます。
こちらの利点はなんといっても「早く搾れる」というところ。
日本酒は空気に触れるとその時点から酸化が進みます。
短時間で搾る事でフレッシュさを保ったまま製品化が出来るんです。
この他に昔ながらの搾り方で「槽搾り(ふねしぼり)」という手法もあります。
画像は竹浪酒造店さん
こちらは布などで出来た酒袋の中にもろみを入れ互い違いに積み上げたのち
上から圧力を掛けて搾る方法です。
上記の薮田に比べると倍以上の時間が掛かるものの、やさしい口当たりの
日本酒に仕上がる事が多いようです。
仕上がりの好みなどであえてこちらを選択する蔵元も少なくありません。
槽と書いて「ふね」と呼ぶ事から昔はこの搾りの責任者を「船頭」と言いました。
さて、ようやく「袋吊り」です! (画像が無いのでこちらを参照)
こちらは槽搾りでも使用される酒袋にもろみを詰める所までは同じですが
これをステンレスなどで出来た大きな容器の上に紐などで一つ一つ吊していきます。
圧力は一切掛けず自然に滴り落ちてきたものだけを採取、瓶詰めします。
薮田、槽搾りに比べて圧倒的に時間が掛かり、尚且つ採取できる量が
極端に少ない非常に効率の悪い方法と言えるのではないでしょうか。
しかし、この搾り方で採取された日本酒は余計な圧力が掛からないため
ストレスフリーで雑味が少なく、非常に綺麗な味わいになります。
そのため、この方法が用いられる特定名称は大吟醸、純米大吟醸などが
圧倒的多数でしかも品評会出品酒など特別なお酒に用いられる事が殆どです!
ここからは個人の感想なのですが、袋吊りで採取された日本酒は味のノリが
やや後半に来るように思えます。
これは圧力を掛けずに搾る事から旨みなどに関わる様々な成分が出にくい
からなのではないかと考えます。その分味わいが澄んでいるとも言えるのではないでしょうか?
ですので袋吊りで搾られたお酒は開栓後、すぐに飲み切ってしまうのではなく
時間の経過で徐々に移ろいゆく味わいを楽しむのに打ってつけの銘柄と言えるのではないかと思います(・ω・)
薮田⇒早く搾れる、採取できる量も多く、旨み成分もしっかり抽出できる
槽搾り⇒時間は掛かるもののやさしくまろやかな味わいになる
袋吊り⇒採取量は少なく時間は掛かるもののクリアな部分のみ抽出できる
ざっと挙げるとこんな感じでしょうか!
という事で長々と講釈を垂れ流して参りましたが今回ご案内するお酒はこちら!
結(ゆい) 純米吟醸 まっしぐら みちこの袋吊り 無濾過生原酒
結城酒造さんは茨城県結城市にある小さな酒蔵さん。
杜氏を勤める浦里美智子さんは蔵元である昌明さんの奥様、
つまり純粋培養の酒蔵育ちという訳ではないんです。
蔵に嫁いでしばらくは仕込みの手伝いなどをしていたそうですが
その中で気付く事、やってみたい事などいろいろと考えが膨らんでいったそうです。
モンモンとした日々を送っていたある日、茨城県の酒造研修に参加する事に。
そこで技術指導の先生に吟醸造りを学び、ますます酒造りにのめり込んでいきます。
そしてお子様が保育園に通いだしたのをきっかけに本格的に杜氏デビューを果たしました。
こちらのお酒に使用されているのは青森県産の食米「まっしぐら」
まっしぐらは美智子さんがデビュー当時から使っているお米で、こちらを用いた
純米吟醸は通常は圧搾機を使い搾られるのですが今回、当店のために特別に
袋吊りで搾っていただき製品化と相成りました!!
雑味の無いクリアな味わいと共に、柔らかく広がる旨みをご堪能いただけます。
また、搾られた直後の今はまだいわゆる「つぼみ」の状態。
開栓後、徐々に艶やかで上品な味わいに変化していくのも味わいポイントです!
今年は40本の限定、飲食店さんにもご案内させて頂いておりますので
無くなり次第終了となります。
また美智子さんいわく「通常の結 純米吟醸 まっしぐら 亀口直汲み 無濾過生原酒との飲みくらべも面白いですよ~」との事。
ご注文の際には「結 純米吟醸 まっしぐら 亀口直汲み 無濾過生原酒」との併せ買いも是非ともご検討ください(^o^)/
結(ゆい) 純米吟醸 まっしぐら みちこの袋吊り 無濾過生原酒
1800ml:3,564円(税込み)
鳩正宗 ブルー、ピンク、ダークレッド
「旨い鳩」と言ったら青森でしょ?
これ、何とか流行りませんかねぇ?
日本酒好きの間で「鳩」と言ったら青森の「鳩正宗」になれば幸いですm(_ _)m
さて、全国的にもメキメキと頭角を現しているのが
青森県十和田市の蔵元が社名をそのまま銘柄に冠した「鳩正宗」
社名の由来は昭和の初め、蔵に棲みついた一羽の白い鳩を
蔵の守り神として祀った事から名乗る様になったとの事。
他の蔵に行かなくて良かったねぇ(´・ω・`)
もしかしたらどこか他の蔵に降り立っていたかもしれない鳩。
そしたらその蔵が鳩正宗になっていたかもしれません。
いや、もしかしたらその蔵は「邪魔な鳩だ!シッシッ!」と
追い払ってしまったかもしれませんので、結局「おお、ありがたい鳩だ」と
祀った同蔵元は慈愛に満ちた蔵元さんだったんだろうなぁ・・・
などとどうでもいい話は終了!
さて、特約店限定流通銘柄として県内外を飛び回っている
「鳩正宗」の限定出荷銘柄三種をご紹介します。
左から
「鳩正宗 純米吟醸 ダークレッド 山田錦 直汲み生酒」
「鳩正宗 純米吟醸 ピンク 華想い 直汲み生酒」
「鳩正宗 純米吟醸 ブルー 華吹雪 直汲み生酒」
ちょっと写真のクオリティが違うwww
一番左はうちの嫁さんが撮りましたwww上手いww
彩も豊かな鳩シリーズ、それぞれに違ったお米の味わいを楽しんでいただけます。
山田錦はまだ少し若いかな?と思われる味わいです。
お米の特性を考えても味わいが乗ってくるのは開栓後ですね。
未開封ならば、冷蔵で3か月程で味わいが乗ってくると思います。
山田錦の血を引く華想いも同様ですが上品な仕上がりですので
それよりももう少し早めに飲み頃が来そうです。
この中だと華吹雪は今が飲み頃!旨みが良い感じです。
ほのかにラムネっぽい、それでいてしっかり食中酒!
鳩正宗さんが以前から掲げているコンセプトが「淡麗旨口」
しっかりとした味わいがありながらも地元食文化との調和を目指しています。
印象に残りすぎても行けない、残らなすぎてもダメ!
奥ゆかしいんだけど、ちゃんとそばに居るよ的な、絶妙な飲み口なんです。
回りを見ますと「鳩正宗を飲んで日本酒が好きになりました」という
女子が少なくありません。
まだ飲んだことのないという方は是非一度ご体感ください。
決してガッカリはさせません!自信があります!
ラベルがもう少しオシャレならなお善しだけどね(笑)
お酒は二十歳になってから。未成年者の飲酒は法律で禁じられています!
じょっぱり 善鬼 生もと純米吟醸 無濾過生原酒
善鬼(ぜんき)とは?
戦国時代から安土桃山時代にかけての剣豪
だから?という程、このネーミングに関しては
深い見識も無ければ思い入れも無いのでこの話はここまで。
本人は勝手に「この酒を口にした者は、鬼でさえも心穏やかなになってしまうのよ」的な感じで理解しておりました。いやむしろそれで良いのではなかろうか。
さて、当店ではあまり扱ってこなかった「じょっぱり」は
青森県内では知らないものが居ないであろうポピュラーな銘柄。
「扱う銘柄は店主自らが飲んで納得したもののみ!」と謳う当店としてはあえてスルーしてきた感は否めません。
ぶっちゃけて話してしまうと、大手量販店さんなんかに並ぶリスクを考えて炭素濾過を施しているという点が当店が最も避けて通りたいポイントと言っても過言ではありませんのです。
炭素濾過とは出来上がった日本酒の色を無力透明にし、雑味や渋みを強制的に取り除く工程の事です。
本来日本酒はほんのりと琥珀色をしています。
事情を知らない人にとってこの色は「うわぁ!劣化して色がついちゃってる!」
というクレームにつながりかねないのであらかじめ除去しているんですね。
あとは渋みや雑味を取り除くことですっきりと素直な味わいなるという考え方から。
私に言わせれば「琥珀色はむしろ自然な日本酒の色」でありますし
雑味と表現されるものも飲み手によっては「個性」かもしれない。
渋みは「若さゆえ」の持ち味で、育てる側(酒屋)がまっとうな対処(暗所・適正温度保管)ならばいい大人になるって~ものです!
ある酒蔵さんが言ってました。
「炭素濾過は薬みたいなもん。お酒が病気になった時に適正に処方してあげるくらいで良いんだ」と。
もちろん炭素濾過をしているお酒すべて否定している訳ではありません。
ただ、私には合わないというだけのお話です。
さて、話が長くなりましたが今回の銘柄は
そんな処方を全くしていない無濾過のお酒でございます。
今年に入ってすぐ、じょっぱり醸造元「六花酒造」営業の
大瀬氏から連絡が入りました。
「辻村さん、今回私の一存で袋吊りにチャレンジしたんです!
試飲をお送りしますので是非飲んでみてください」
送ってもらったのは純米吟醸の生原酒
それがこちら!
初日の利き酒ではすっきりとしていて、綺麗な酒質を感じ取ることが出来ました。
それをあえて常温で一週間放置してみると・・・
「もの凄い綺麗さ!もの凄いふくらみ!」
透明感をしっかりと感じながらも玉のように丸みのある艶やかな飲み口と
豊かな旨み甘み、綺麗な酸がボディーを引き締めつつやわらかな余韻。
「これ本当にじょっぱりですか?(失礼w)」
直ぐに在庫を確認しあるだけの本数を確保いたしました。
と言っても袋吊りで採れた本数は僅か108本。
お得意様に案内すると直ぐに買い手がついてしまいました。
そして今回、私の熱い(厚かましい)要望で生もと仕込みの純米吟醸を
薮田を通さず、袋搾りで瓶詰めして頂きました。
若い果実、ライムなどを思わせる香り、
口当たりはさわやかな酸と軽い口当たりの中にほのかな渋みを感じます。
素性の良さがしっかりと感じられますので熟成貯蔵にも打ってつけです!
まだ若くさわやかさ先行の味わいですが、
生もとは時間を追うごとに面白さが出てくること請け合いです!
開栓後、日を追うごとに変化する味わいがこの銘柄の醍醐味です(^o^)
個人的には半年ほど寝かせて飲むのがおすすめ(`・ω・´)
少ない本数故ラベルにお金が掛けられませんでしたが
大瀬氏と話しあい、「新酒のさわやかさと生もとの奥ゆかしさ」を表現したく
青とも言えない、緑とも違う、この色合いとなりました。
入荷は限られた数件の酒販店のみ!
冷やしても良し、ロックで楽しむのも良し、
眠らせておいてお燗を楽しむのも良しですよ!
じょっぱり 善鬼 生もと純米吟醸 無濾過生原酒
1800ml:3,024円(税込み)
お酒は二十歳になってから。未成年者の飲酒は法律で禁じられています!