ましろ、いよいよ発売!!


「ましろ 生もと純米吟醸 生酒」
全国の磯山さやかファンの皆様お待たせいたしました。秋田県の出羽鶴酒造さんより「ましろ 生もと純米吟醸 生酒」のご案内です。
こちらの銘柄は当店無くしては誕生しなかった銘柄と言っても過言ではありません。

始まりは2016年12月、函館フェリーふ頭で開催されたクリスマスマーケット。 こちらで北海道上磯郡知内町、帰山農園の帰山和敏、祐子ご夫妻とのご縁を頂きました。お米作りに対する真摯な姿勢は素晴らしく、いただいたお米も心底旨い!特に力を入れているのが「ゆきさやか」という食米でもっちりと力強い旨みは一口食べてすぐにファンになってしまいました。そんな帰山さんからある時 「うちの「ゆきさやか」で日本酒がつくりたい!」と相談を受けたのでした。

聞くところによると秋田雪国酵母が大層気に行ったとの事。うちはその意気を汲み取り秋田清酒さんを紹介させて頂いたのでした。

秋田清酒の伊藤洋平社長はお米の特性を見抜き、最適な醸造方法「生もと仕込み」を採用。出来上がった日本酒はまさに白雪のように無垢で透明感のある鮮やかな味わいに仕上がりました。

今季も春の搾りたてを限定発売させて頂きます。北海道の5軒と本州は当店のみの取り扱いとなっており、レア度もかなりの物です。

農家と酒蔵、そして酒販店が一丸となった日本酒を是非一度ご賞味いただければと思います。

「ましろ 純米吟醸」3月下旬デビュー!


 

北海道 × 秋田 (時々青森)

あれは2016年12月の事。
函館フェリーふ頭で開催されたクリスマスマーケットでの出会い。

知人に声がけ頂き出店したこのクリスマスマーケットで
たまたま隣のブースにいらっしゃったのが北海道上磯郡知内町、帰山農園
帰山和敏、祐子ご夫妻でした。

いろいろとお話をさせていただく中でふと和敏さんから
「うちのお米で日本酒がつくりたいんですよね」という一言が。

その時は私も「いつか実現出来たら素敵ですよね」というやり取り程度で
そのままイベントは終了。また来年この場で会えればという感でした。

その後は年末の多忙も手伝って記憶はおぼろげに。
年をまたいでしばらくしたころ店に一本の電話が。
電話の主は帰山さんでした。

最初はお互いの近況報告のような感じだったんですが
話が進むにつれ、自らのお米造りに対する情熱がほとばしりはじめ
どんどん熱量を増していきます。気付けは立ったまま三時間も電話してました(笑)

後日送ってもらったお米を頂いたのですが、これがウマイ!!
つやつやした照り、甘み、喉ごし、まったくおかず要らず!
「本気の農家さんが本気で育てたお米はこれ程なのか!!」と思い知らされました。
それと同時に「酒造りの話、これは現実味があるぞ」と考えるようになったのです。

いわゆる地域おこしや話題作りのために、その土地の農産物やお米で
焼酎や日本酒を製品化してきた自治体などを数多く見てきました。
どの商品もカタチにはなっているのですが、いわゆる味わいに対するこだわりや旗振り役、商品になってからどのように販売していくかというブランディングの方向性が見えないものばかり。
味は二の次、とにかく商品化というものが多く見受けられました。

この一連の流れの中で帰山さんの本気を感じ取れたのです!

その後、お米のお礼を兼ねて帰山さんに連絡を取りました。

どんな味わいが好みなのか?青森の酒蔵か?それ以外か?
お話の中で帰山さんから、以前、秋田県産の日本酒を飲んだ時に
一目ぼれ(一飲みぼれ?)した気になる酵母があり是非その酵母で形にしたいとの事。
その酵母とはAKITA雪国酵母(UT-1)

電話の後、直ぐに取引先の秋田清酒㈱さんに連絡を取り帰山さんを紹介させていただきました。

秋田清酒さんは創業1865年、当店でも販売している
「刈穂」「やまとしずく」を醸す秋田県の老舗酒造元さんです。
米に、水に、人にこだわり、確固たるコンセプトを持ち、一定水準以上のものでなければ市販しないこちらの蔵元さんであれば安易な商品化はしないはず。
実際のお米を見て、そして人を見て酒造りを判断してくれる、そう踏んだのです。

その後、帰山さんと秋田清酒さんで話し合いの場が設けられ
めでたく製品化の流れへと進む事になったのでした。

そして本日(2019年・3月10日)、めでたく上槽(搾り)を迎えました!

社長の伊藤洋平さんがしぼりたてを自ら利き酒をした結果、
下記のようなコメントが寄せられました。

器の上に立ち上る香は派手すぎず凛とした印象で、口の中で感じる含み香も十分感じられます。華やかさとクールさが調和した香です。酸もきれいで清涼感があり、またお米由来の旨味も程良い存在感があると思います。あと味、喉越しは軽快に感じます。

こちらの銘柄を北海道以外では当店でも販売いたします。

今の日本、ものづくりに対する情熱が少々薄れている気がします。
農家さんであれ、工業製品であれ、最後に物を言うのは「熱量」以外の何物でもない。実直に一つのものに向か合う「熱量」が最後には形になり、そして評価される。
これからの時代に求められるのはこの「熱量」です。そう信じています。
様々な人たちの熱量を感じながら「ましろ」を味わっていただければ幸いです。

2019年3月下旬、
北海道 × 秋田 (時々青森)の「ましろ」、いよいよデビューです!

ましろのご注文はこちら

帰山農園さんのウェブサイトはこちらから

 

やまとしずく 純米酒 夏のヤマト


やまとしずく 純米酒 夏のヤマト

やまとしずく』は1994年に秋田県内の有志酒販店様と共に立ち上げたブランドです。

『やまと』とは創業当時『ヤマト酒造店』と名乗っていたことに由来します。

やまとしずくの原料米は主に秋田酒こまち、美山錦、美郷錦等の酒造好適米です。
これらは蔵の地元・大仙市南外・神岡地域の田んぼに限定して栽培されています。
創業時代は蔵に隣接した田んぼの米だけを使用していたので、地元栽培にこだわる事はやまとしずくを醸造する上で重要なコンセプトになっています。

こちらの「やまとしずく 純米酒 夏のヤマト」は蔵人を含む契約農家が栽培した
酒造好適米「美山錦」を100%使用し醸し上げました。

ほのかに広がるフルーティーな香り、すっきりとした口当たりを感じつつ鮮やかな酸が爽快感を演出! 上槽(搾り)の後すぐに瓶詰めし、一度だけ火入れを施しておりますので軽い口当たりとフレッシュな風味をお楽しみいただけます。

キンキンに冷やして、もしくはゆったりと常温でどうぞ(^o^)
.

.

.

.

新連載「つじむら酒店、今日のにゃんず」

二匹のお耳がぴょこんの図