このたびは日本全国数ある酒屋さんがある中、辻村酒店へのご来店誠にありがとうございます。辻村酒店では『青森の地酒』と、ごくわずかではございますがその他の県のお酒を扱わせております。わたくしはweb店長の辻村 大と申します。辻村酒店では日本の文化としての日本酒、日本人に今一番必要な伝統のぬくもり、血の通った手造りのすばらしさ、心を潤す癒しを全国の皆さんにお届けするべくホームページを運営しております。
わたくしはどんなに小さなご縁でも、それが例えインターネットを通した物であっても大切にしたいと心から思っています。心と心が味わいでつながる事、お酒の味わいに共感し、感動していただけること。それが喜びであり、使命だと思っています。
皆さんは日本酒と聞いてどういうイメージをお持ちでしょうか?「ベタベタする」「きつい」「二日酔い」「おっさんの絡み酒(笑)」とどうしても「陰」なイメージがあるのではないでしょうか?本当においしい日本酒を飲んでいますか?戦後、米不足を解消するための対策として日本酒業界は三醸酒という手法を開発しました。これは従来のもろみに醸造アルコール、水あめ、グルタミン酸ソーダなどを加え量を三倍に増やすという手法でした。
たしかに戦後の米不足の日本では大変喜ばれた事でしょう。
しかし時代は流れ今、米は不足しているでしょうか?個性も主張もない毎時ウン万リットルも製造されるアルコール飲料はこれからの時代本当に必要でしょうか?
ナショナルブランドの大手酒造メーカーは一度に大量のお酒を「製造」しています。パック酒や普通酒がその類です。その量たるや小さな酒蔵の一年分のお酒を一日で製造してしまうほど。そして未だに造り続けています。なぜ?大手酒造メーカーはCMなどに莫大な広告費を費やします。ゆえに安い大量生産のお酒が売れなければ商売にならないからなんです。
そういうお酒はもう日本の文化からはかけ離れた存在になっているのではないでしょうか?飲み手を無視した酒造りをしているのではないでしょうか?そのお酒は大切に醸されたと言えるんでしょうか?
何よりそういう日本酒が日本酒離れを招いた張本人なのではないでしょうか?酒工場で作られるその「日本酒まがいのアルコール飲料」はいつまで製造され続けられるのかなぁ・・・?
ディスカウントストアーや大手スーパーでは商品知識に乏しい従業員が何の抵抗もなく蛍光灯の下に、無造作に日本酒を並べています。蛍光灯の紫外線は日本酒の劣化を急激に促進します。対策としてダミー瓶や新聞包装、冷蔵保存などがありますがちゃんと実行しているお店がいくつあるでしょう?そういうお店では様々な商品を取り扱っているため、日本酒だけに手をかけている暇なんて無いんです。ましてや客寄せのためにとんでもなく安値で売られていたり・・・・
また「このお酒はどんな味わいですか?」と聞いても答えられる店員は少ないのではないでしょうか?飲んだことも無いわけですから無理もありません。お酒の個性を引き出してあげるのも売り手の大事な役割なのになぁ・・・・・・・
青森の酒蔵はほとんどが手造りで、必要最低限の人数で酒造りをしています。伝統の技術を大切に受け継ぎながらも常に新しい酒造りとはなにか?という研究を怠りません。それはつまり味わいに対する追求です。各蔵元の個性も様々でいろんな味わいを楽しめるのも青森の地酒の特長かと思います。「情熱」を持った若者が蔵に入り次世代の酒造りも始まっています。各蔵元が切磋琢磨し青森県の酒質はここ数年驚くほどの飛躍をとげているのです。

地酒ってその地方の方言みたいな物ではないでしょうか?その土地でしか味わえなかったもの、その土地だから醸し出せるもの、これって方言以外の何者でもないと思います。
