年に一度の入荷となる陸奥男山の限定バージョンです!
よく日本酒の味わいで辛口という言葉が飛び交います。
今やこの「辛口」という言葉は避けては通れませんので少し私的見解を。
そもそも「辛味」というのは「痛覚」に訴えるものであり
日本酒の味わいに痛覚に訴えるものは無いと考えます。
日本酒の甘みは「日本酒度」という数値で知ることが出来るのですが
この数値は水との比重を表す値で摂氏4℃の水の比重を±0とし、
これより比重が重いものにはマイナス、軽いものにはプラスがつけられます。
エキス分(糖分)が多いものは重いのでマイナス、少ないものはプラスとなります。
発酵中のタンクの中では麹が米のタンパク質をブドウ糖へ。
そのブドウ糖を酵母が食べ、アルコールへと変えてゆきます。
つまり日本酒で言う「辛口」とは酵母がタンクの中の糖分を
より多くアルコールへと変えたものという事。
「甘い」の反対という事で「辛い」という言葉が
用いられるようになったんだと推察されますがこれはつまり
「甘くない日本酒」と言えるのではないでしょうか?
アルコールが高いので中には「辛い」と感じる事もあるでしょう。
ですが単純にアルコールの高いものを「おいしい辛口」と称してしまうのは
少々無理があるのではないかと常々感じております。
という事で私は辛口日本酒と呼ばれるものの表現を
「ドライな味わい」、「甘くない」もしくは「甘み控えめ」、
「すっきりとした喉ごし」などと表現させて頂いております。
とは言うものの、現代においてもう「辛口」という表現をきれいさっぱり
排除してしまうには少々浸透し過ぎている感は否めません。
ですので私の頭の中では辛口を勝手に
「すっきりとした」「キレのある」「おいしいヤツ」と変換させて頂きます(笑)
長くなりましたがうちの店ではどうぞ「辛口」という言葉を使ってください。
勝手に変換しますww
まぁ日本酒を知れば知るほど「辛口」という言葉は使わなくなると思いますけどねw
という事でアルコールチョイ高め、どっしりとした飲み口と
キレのある喉ごしがお楽しみいただける「裏・陸奥男山 超辛純米無濾過生原酒」をよろしくお願いしますm(_ _)m
冷、そしてロックもおすすめです。
お魚から焼肉までカバーするオールマイティーな味わいですよ!
裏・陸奥男山 超辛純米無濾過生原酒
容量:1800ml 価格:3,024円(税込み)